企業分析

【企業分析】ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)は欧州最大の石油メジャー

どうも、銀虹です。

     

今回は、高配当銘柄であるRoyal Dutch Shellについて分析しようと思います。

    

企業概要

       

オランダ本社:出所 Wikipedia

        

会社名

ロイヤル・ダッチ・シェル

ティッカー RDS.B (ADR)
創業 1907年
上場 2005年
決算 12月
本社 オランダ.ハーグ
上場市場 NYSE
従業員 84,000名(18年12月時点)
セクター エネルギー
S&P格付け AA-
ライバル企業 BP、Exxon Mobil

      

事業内容は、

●(上流)・・・石油・天然ガスの探査、開発および生産

●(中流)・・・輸送

●(下流)・・・原油や石油などの燃料・化学品の精製や販売

     

上流から下流を一括で手掛ける垂直統合型の事業を行っています。

       

ロイヤル・ダッチ・シェルは、50年以上前に世界の石油の生産を独占していたセブン・シスターズ7社の内の1社で、欧州で最大の石油メジャーです。

        

スタンダード・オイル(現:エクソンモービル)との競争が激しくなり、ロイヤル・ダッチとシェルは業務提携。

その後、株主からの単一法人化の要求圧力が高まり、2005年に合併し、今のロイヤル・ダッチ・シェルが誕生しました。

      

売上高は業界トップで、時価総額はエクソンモービルに次いで2位です。

       

直近の成長事項は、(上流)深海水域石油開発と(下流)石油化学精製としており、前者はブラジルなどにある超深海での生産力を上げるとのこと。

後者は、補修コストや為替差損により採算悪化に苦しんでいるものの、今後売上に貢献していくと思われます。

        

石油以外にも天然ガス部門の比率が高く、2015年には英BGからLNG事業を約500億ドルで買収し、LNG価格が上昇していることもあり、利益の半分をLNG事業で稼いでいます。

       

また、BPもそうですが、欧州石油企業は再生可能エネルギーなどの新分野への投資を加速させており、ロイヤル・ダッチ・シェルも代替エネルギーの多角化を目指しています。

        

具体的には、電力事業参入のために英電力企業First Utlity、EV自動車充電器関連のNew Motion、そして最近では、太陽パネルや蓄電池で欧州一の売上を誇るSonnenと次々買収を進めています。

       

ロイヤル・ダッチ・シェルを一言でいうと?

        

ロイヤル・ダッチ・シェルは、石油事業で稼いだキャッシュをLNGや再生可能エネルギー事業へ投資し、長期的にはエネルギーを転換させ、石油大手企業からエネルギー大手企業へ進化しようとしている石油メジャーです。

     

財務データを見てみましょう。

     

地域別売上高

     

世界各地で売上を分散できていて、良いですね。

     

事業構成

       

下流の割合がとても多いことが分かります。

原材料費が安くなる原油安の方が恩恵が大きい構造です。

     

業績

    

      

    

原油の供給過多による急激な原油安のため2016年は2011年と比べて、売上が半減しています。

当然その影響により、利益も大幅に落ち込みました。

     

営業利益率は10%以下とかなり低いです。

粗利益を見ると分かりますが、原油を採掘する時点でかなりのコストがかかってしまいます。

ここのコストをどれくらい減らすかで、経済的堀や株主に対するリターンも決まってきます。

     

最近は、原油安も底うちしたため、売上や利益、EPSともに回復しつつあります。

ROEは10%台です。

            

キャッシュフロー

              

               

石油事業には毎年多額の設備投資が必要なようです。

やはり原油価格の変動によるFCFのバラツキも気になるところではありますね。

            

バランスシート

              

              

             

採掘から精製には設備を備えないと事業は成り立たないため、固定資産の比率多め。

経済や政治の影響による業績リスクが高いため、純資産は多めに確保しております。

ここは少し安心ですね。

              

株主還元

             

             

原油安による業績悪化により、2015年から2017年は配当性向は100%を超えてしまってます。

しかし、それでも減配しないのはさすがですね。

株主還元に積極的な姿勢がうかがえます。

増配は難しいにしろ、これからも安定した配当金は望めそうです。

                  

株価指標

          

予想PER 11.86倍

予想配当利回り 6.14%

                

コメント

              

市況動向により大きく業績が変動する銘柄ですが、この先40年ほどはまだまだ石油の需要はありそうですし、そのもっと先に向けてクリーンエネルギーに事業を広げるなど変化に応じた経営はできています。

                

事業は大きな成長は望めない(むしろ衰退する可能性すらある)ですが、その分市場からの期待も低く、かつ株主還元に積極的で高配当であることから、長期投資すればそれなりのリターンがありそうです。

                

銘柄としてはAクラス(オランダ株)とBクラス(英国株)があり、Aクラスは現地課税で15%課税されるため、非課税であるBクラスのRDS.Bを購入されることをおススメします。

また、ADRのためNISAとの相性が良いです。

              

それと気になるのがCEOに対する報酬が、とても多いです。

30億円超もらっている年もあり、これは英国上場企業でトップクラスです。

同業で同じ規模のエクソンモービルCEOの1.5倍以上の報酬をもらっています。

ちょっと高額報酬すぎやしないかって気持ちになりますね。

             

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