今回はリスクをとることの愚かさについて伝えていきたいとおもいます。
リスクのこと理解できてる?
どの時代になっても、リスクをとることで大きく稼ごうと考える人たちがいるものです。皆さんの記憶に新しい出来事としては、サンバイオの件でしょうか。
「サンバイオ」は中枢神経系疾患を治療する再生細胞薬の開発を手掛けるバイオベンチャー企業です。『SB623』という慢性期脳梗塞を治療する夢のような薬が開発できる期待感から一時は12,730円もの高値を付けました。それが治験の失敗により、2/8日終値時点で3,155円とわずか2か月の間に-約75%もの大暴落を記録をしています。

サンバイオ(4592)の株価チャート:出所 Investing.com
おおぅ、、、マッターホルン並みの激しい傾斜ですね(汗)
この高さから落ちた投資家はまず助からないでしょう。
高値付近を掴んだ人たちが塩漬けすることを選んだとしても、報われる日は遥か先になりそうです。
サンバイオから滑落した凍死家たち

たった1日で・・・

借金を作ってしまうと資産形成する上で大きな足枷になります

2000万あればどれだけの優良企業株を買えたでしょう・・・

これらがリスクを最大化させて、リターンを得ようとした人たちの末路です

長期投資家のべるさんの声も熱狂のうちは誰も聞く耳を持ちません。
今の彼らはこれを読み返して後悔しているでしょう・・・
リスクをとったらリターンも増えるはウソ?
多くの人が陥りやすい思考として、リスクをとればとるほどリターンも増えると思ってます。

こんな感じで。
しかし、実際はこんな上手い話ではありません。
本当のリスクリターンのグラフです。

実は、リスクをとればとるほど、ただ損益の差が広がっていくだけなのです。
つまり、リスクが高い投資は必ずしも高リターンをもたらす訳ではなく、リスクが高い投資先は資本を集めるために高リターンを出資者に提示しているにすぎないのです。
そして、一部の儲かった人(青の斜線より上の赤い部分)が買い煽りしたり、情強の機関様が売り抜けることで、リスクを冒し夢見る投資家たち(青の斜線より下の赤い部分)のお金を吸い取っていきました。
ほとんどの人たちはリスクをとることで、リターンを得ていると錯覚しています。いえ、錯覚させられています。売る側もそうしないと高リスクの商品が売れないからです。そして、欲に眩んだ投資家たちはリスクをとったのにも関わらず、報われなかったときにリスクとリターンには必ずしも結びついていないことを確認することになるのです。
リスクの怖さは分かったよ?
前提として、リスクは絶対的悪なので、リスクをまず最小限に抑える必要があります。そして、リターンに付随するリスクの絶対量を自分が果たして許容できるかを判断し、どんな投資でもリスクにリターンが見合っているか慎重に確認すべきでしょう。
人は、未来を予見することは完全には不可能です。しかし、リスクは未来のみ発生するのでリスク管理をしっかりして行動する必要があります。
結論:リスク対処は投資の必須要素であることに間違いありません
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